第20回年次大会 市民公開災害臨床プログラム「災害臨床中長期の課題」

第20回年次大会 市民公開災害臨床プログラムの詳細が決まりましたのでお知らせします。

タイトル:「災害臨床中長期の課題」
日時:2014年11月22日(土) 17:00~19:30
場所:郡山市労働福祉会館 大ホール
              〒963-8014 福島県郡山市虎丸町7番7号
参加費:無料(当日は日英の通訳がつきます)

 震災関連死が、福島で1700人を超えました。このことをどう理解し、対策を打てるのでしょうか。睡眠が浅い、酒が増えた、身体が重い、物忘れがひどい。暗闇を怖がり、知らぬ間に気力が途切れる子どもたちをどう理解し、どう愛することができるのでしょうか。あらゆる人災、自然災害後の心の復興が進まないのは明確な理由があります。それは、心の知と、それを実行する実践の智恵と、そして、それを共有して働き合う協働ネットワークが作れないことにあります。
 今回は、昨年に引き続き、福島県郡山市を会場に、さまざまな人災、自然災害後の人の心の復興課題に取り組んできたエキスパートが集い、市民の方々と共に、大災害から数年を経た中長期の課題を明らかにするシンポジウムを開催します。3.11後を生きる当事者として、そして、これからの災害に備えて、一人一人に何ができるのか。政治家の先生に、行政の方に、ジャーナリストに、あらゆる専門家に、親御さんに、まだまだできることはたくさんあります。大震災後の福島、宮城、2008年の四川大地震後の心の復興リーダー、米国9.11テロ、戦争PTSDの対応してきた専門家に、日本の精神分析をリードしてきたトップアナリストを加えて、心の復興を勝ち抜く一歩を進めてみましょう。皆さんの積極的な参加をお待ちしております。
                                                   (発題者 橋本和典)

発題者
足立智昭(宮城学院女子大学教授 臨床発達心理士)
橋本和典(国際基督教大学准教授 心理療法家)
平野幹雄(東北文化学園大学准教授 臨床発達心理士)
中国被災地復興心理学チーム

司会
ラルフ・モーラ(レイノルド・アーミー・コミュニティ病院 臨床心理士)

コメンテーター
牛島定信(三田精神療法研究所 精神科医)
セス・アロンソン(ウィリアム・アランソン・ホワイト研究所 ファカルティ)
ヨタム・ポリッツェー(IsraAIDアジア地域責任者)