2013年7月13日(土) 「アゴラ:危機における人と集団の底力」

 震災のこと、その後2年の苦労の中での腹の底にある怒り、痛み、喜び、思い、心配ごと、ストレスは自由に語れますか? 連れ合いとは? 同僚とは? 子どもたちとは? これが率直に語れない、震災PTSDのサインです。子どもたちの将来のためにも、まずは、大人が、青年が、自分のストレスに向き合い、ストレスも、底力も解放し、この難局を突き抜ける逞しい心の力を鍛え、PTSDに打克つ一歩をはじめてみましょう。

アゴラとは

 現代社会に生きる市民が集まり、大事な心のことを語り合い、エネルギーと情報を行き交いさせる、現代版の広場(アゴラ)を作る試みです。市場の出店のように開かれるワークショップに参加し、心を動かし、震災・被災にまつわる想いに安全に触れ、心の底力を体験し、取り戻すプログラムです。2012年3月と9月に仙台市で開催し、東日本大震災を体験した多くの方が参加し、「震災後初めて泣けた」「初めて語れた」という声もあがりました。

スケジュール

10:30-12:30 オープニング講演とワークショップ(IADP会員・専門家と合同)

「底力の可能性 Power from the ground state」:演武と大集団グループ

人の底力は目に見える。剣豪の力を借りて互いの底力を見てみよう。  
講師:小谷 英文(IAGP Trauma / Disaster Task force 日本代表)
剣道演武:小池 總明(剣道教士・仙台泉区剣道連盟副会長)
     小野寺 恵子(剣道教士)

 

12:30-13:30 ランチタイム・個別相談

個別相談ブースにてご希望される方の相談をお受けします。

 

13:30-16:30 市民向けワークショップ

心を動かし、自分らしさに触れ、震災の重荷を下ろし、心に潜む力を取り戻すためのワークショップです。

ワークショップの紹介はこちらから

 

16:45-17:30 大グループ(IADP会員・専門家と合同)

参加者全員参加のグループで一日の体験を言葉にし、味わいます。