プログラム:3月24日(土)

<9時30分〜14時>

メンタルヘルス専門家向けプログラム ワークショップ 「集団における外傷反応の治療的対応」

トレーナー

ボニー・ブークリー博士

人が生活している中で、圧倒されてしまうような出来事は起き得るものです。そのようなことが起きたときには、さまざまな外傷反応を刺激することがあります。その中には一過性のものもあれば、長く続くものもあります。そのため、どんな災害が起きたときにも、外傷反応を正確に診断する情報を得ることが、支援者にとって助けとなります。そして、外傷反応が起きていると診断されたときには、さらなる知識が必要になります。外傷を受けた個人をどう支援するか、治癒を促進する集団の力はどのようなものか、そして集団の力の利便性を知ることと、このようなグループのリーダーとして動くために必要な特殊なリーダーシップの技術などです。 ブークリー博士は、集団の理論と実践、精神分析と外傷の観点から、参加者が、個人に起きる幅広い外傷反応を診断することができるように講義を行われます。また、愛着と外傷反応の関係について、最新の脳神経学的研究による発見も含めて論じられます。そして、外傷とその治療に関する理論的理解が提示されます。集団場面における外傷反応の治療について、適切と思われるグループのタイプにはどのようなものがあるか、それらの詳細を示すことにとくに力点がおかれます。外傷を受けた人々のグループと作業をすることが、リーダーにどのような影響をもたらすかということと同時に、リーダーがどのように自身の影響力を最大化することができるかに、講演を通しての力点が置かれます。

対象

専門家(心理療法家・臨床心理士・医師・看護師・精神保健福祉士・教員・保育士)

人数

100名

<14時30分〜16時30分>

一般・専門家向けプログラム 講演 「震災を超えていく地域の再生と再構築」

講演

ボニー・ブークリー博士

地域が災害を経験すると、その中にいる全ての個人はもちろん、全ての集団(家族、学校、職場、政府、その他、人と人とがつながっている集まり)が被害を受けることになります。多かれ少なかれ、第一次の衝撃がこのような集団に損害や障害を与え、その機能を損なってしまうのです。残った人の生存が確認された時点で、地域再建の課題に取り組むことが可能になり、必要となってきます。コミュニティー全体への災害の影響を理解することは、再構築を最適な形で行なっていく上で重要なことです。 ブークリー博士は、地域組織のリーダーシップおよび集団生活に関する理解を、地域再建の過程に適用します。自然発生的かつ課題遂行型の集団に焦点がおかれます。それは、初期のダメージがどのようであったかという視点だけでなく、治癒を促進するため、そして再外傷化を最小限にするために、どのように再生され、修復されていくことができるかという観点からも重要なものだからです。また、地域の指導者への影響について、とくに、社会通念だけでなく、彼らに起こりがちな内的反応を探求することについても取り上げます。指導者というものは集団からさまざまな感情や態度を向けられがちですが、ときにはそれによって困惑したり、厄介なことが起きたりすることもあるからです。

対象

家族を基点とした、あらゆる集団、組織のリーダーシップの担われている方 (親御さん、保育士の先生、幼稚園、小、中、高、特殊教育の先生、大学の先生、企業組織の長、エグゼクティブ、市町村の長、政治家の方) あるいは、震災後の組織の復興、心の傷の組織への影響に関心のある方

人数

300人